今回のご相談は「勤務先で加入している企業型DC(確定拠出年金)の商品選択」についてです。
節税が出来る投資としてiDeCoやNISAを始める方が非常に多くなっているのと同じくして
企業版iDeCoと呼ばれる「企業型DC」を導入する法人も多くなってまいりました。
企業型DCは会社と社員の双方に節税効果が期待されるだけでなく、その会社で働く社員は
運用をうまく乗りこなすことで将来もらう退職金の増額が期待できる制度です。
また企業型DCを導入している法人から導入している法人への転職をすることで今まで運用していた
退職金を引き継いで運用することも一部で可能となっています。
退職金の利便性を高める企業型DCですが、①掛け金も節税 ②運用益も節税と
iDeCo同様に節税効果が非常に大きい制度と言えます。
しかしながら運用商品の選択を間違えてしまえば、せっかく毎月節税できているにもかかわらず
運用益どころか、運用損となってしまう場合もあります。
現にとある企業のデータでは、社員の6割が”わからない””めんどくさい”を理由に初期設定のまま運用をし続けており
「元本保証型」と言われる「投資ではない積立型商品」を選択しているため
コロナバブルと言われている2019年からの3年間を逃してしまっただけでなく、
積立金の管理手数料として年間数%を金融機関に取られることで
実質的に目減りしてしまっている状況があります。
せっかく企業が用意してくれた制度を最大限に活用すべく、今回は実際にお客様と勤務先の法人から提供された資料と
運用商品を確認しながら一番のおすすめ商品とその理由について解説させて頂きました。
改めて解説を簡単にまとめた資料をご提供したため、みなさまの投資性商品選択のご参考になるよう
公表させていただきます。